イノシシがウミガメの卵捕食

2015年06月27日

ウミガメの産卵巣を掘り起こすイノシシ(奄美海洋生物研究会撮影)と食害に遭った卵の殻=大和村戸円のヒエン浜

ウミガメの産卵巣を掘り起こすイノシシ(奄美海洋生物研究会撮影)と食害に遭った卵の殻=大和村戸円のヒエン浜

 普段は山にいるリュウキュウイノシシが海辺に下りてウミガメの産卵巣を掘り返し、卵を捕食する様子が先月から今月にかけて、大和村戸円のヒエン浜で相次いで撮影された。奄美海洋生物研究会(興克樹会長)が設置した自動撮影カメラが捉えたもので、3年連続。奄美大島ではイノシシによるウミガメの卵食害が続いており、県は2015年度、ヒエン浜で試行的にイノシシを駆除し、ウミガメの保護対策に生かす。ウミガメの卵殻