イノシシ食害1・5倍増/国直ウミガメミーティング

2017年08月15日

親子連れなど約130人が参加したウミガメミーティング=12日、大和村国直

親子連れなど約130人が参加したウミガメミーティング=12日、大和村国直

 奄美海洋生物研究会(興克樹会長)主催の奄美大島ウミガメミーティングが12日夜、大和村の国直公民館であり、リュウキュウイノシシによるウミガメの卵の食害について報告があった。今年は奄美大島でこれまでに12カ所の浜合わせて143産卵巣で被害が確認され、前年のおよそ1・5倍に上る。興会長はネットなどを使った捕食防止策では「対策が不十分」として、「被害が発生した地域でイノシシの駆除を進めるべき」と呼び掛けた。