クロウサギ飼育展示施設を

2015年10月04日

アマミノクロウサギの生態展示施設やノネコ対策について協議した奄美希少野生生物保護増殖検討会=3日、奄美市名瀬

アマミノクロウサギの生態展示施設やノネコ対策について協議した奄美希少野生生物保護増殖検討会=3日、奄美市名瀬

 環境省の奄美希少野生生物保護増殖検討会(座長・石井信夫東京女子大学教授、6人)は3日、奄美市内で2015年度の初会合を開いた。奄美大島と徳之島に生息するアマミノクロウサギについて地元から傷病個体の飼育展示施設を求める意見が出たほか、捨てられて野性化した猫(ノネコ)がクロウサギなど希少種を捕食している問題では委員から「両島の世界自然遺産登録へ向けても早期の防除計画策定が必要」との指摘があった。