クロウサギ飼育施設整備へ=大和村

2017年08月03日

 

アマミノクロウサギを飼育して観察する施設の整備について意見交換した出席者ら=2日、大和村役場

アマミノクロウサギを飼育して観察する施設の整備について意見交換した出席者ら=2日、大和村役場

 国の特別天然記念物アマミノクロウサギを飼育して観察する施設の整備を目指し、大和村は2日、島内外の有識者らで構成する準備検討委員会(委員長・泉有智副村長、委員8人)の会合を村役場で開いた。奄美・沖縄の世界自然遺産登録後の観光客の増加を視野に、生息環境の悪化やロードキルによる被害を軽減して保護を図る目的。委員から観光利用に加えて、傷病個体の治療や繁殖技術の確立に向けた研究、子どもたちの環境教育など施設が担う役割や方針をめぐってさまざまな意見や要望があった。