モズの繁殖を確認 国立科学博物館の濱尾博士

2017年05月01日

モズのひなと=写真右、モズを調査する濱尾さん(左)、山本さん=24日、喜界島

モズのひなと=写真右、モズを調査する濱尾さん(左)、山本さん=24日、喜界島

 国立科学博物館動物研究部の濱尾章二理学博士(行動生態学・鳥類)は29日までに喜界島でモズの繁
殖が続いていることを確認した。モズは国内外の温帯域に広く分布するが、奄美以南での繁殖例はごく
わずか。濱尾さんは2012年に喜界島での繁殖を初確認している。「鳥の移入と絶滅のメカニズムの
解明にもつながる」と話した。