ルリカケス 冬の水浴び

2023年01月14日

 奄美群島各地で日差しが強まり、最高気温が20度を超える陽気となった11日、奄美市住用町の農地では国指定天然記念物・ルリカケスが水浴びする姿も見られた=写真。気持ち良さそうに羽を広げ水しぶきを上げる様子は、奄美の暖かな正月を感じさせる。

 

撮影したのは同市名瀬の会社員、長島正和さん(50)。自身のタンカン畑で草刈りをしていたところ、近くに置いてあるたらいで溜まり水を飲むルリカケスに気付いた。そのルリカケスは間もなく水溜まりに飛び込み、バシャバシャと水浴びを始めたという。

 

ルリカケスは奄美大島などに生息するカラス科の野鳥で鹿児島県鳥。体長約40㌢で鮮やかな青紫と赤茶色の羽毛を持つ。水浴びする姿を目の当たりにした長島さんは「1月にしては少し暑いと思った。ルリカケスも同じように感じていたみたい」と笑った。