世界遺産へ向け徳之島でシンポ

2014年11月09日

徳之島に生息する希少な生き物の現状について報告があったパネルディスカッション=8日、伊仙町

徳之島に生息する希少な生き物の現状について報告があったパネルディスカッション=8日、伊仙町

 「アマミノクロウサギがあぶない!!―みんなで考えよう徳之島の今と未来」をテーマにしたシンポジウムが8日、伊仙町ほーらい館であった。専門家の講演や地元の自然保護関係者を交えたパネルディスカッションがあり、徳之島に生息する希少な生き物の現状について報告があった。パネリストから「世界自然遺産登録はゴールではない。島の宝を未来につなぐことで子や孫の暮らしは守られる」という呼び掛けがあった。

 シンポジウムはNPO法人徳之島虹の会、県自然保護課主催。「奄美・琉球」の世界自然遺産登録へ向けて、地域住民の環境保全活動への参加を促進しようと開催した。