徳之島の林道で希少種伐採

2016年03月03日

林道で伐採されたオオシマガンピを確認する関係者ら=2日、徳之島

林道で伐採されたオオシマガンピを確認する関係者ら=2日、徳之島

 徳之島中部の国有林内の林道で2日、絶滅の恐れのあるオオシマガンピが伐採されているのが分かった。林野庁九州森林管理局鹿児島森林管理署は同日、自然保護関係者らと現地を確認し、2月に実施した道路補修工事の際に伐採したと認めた。同森林管理署は「希少種があると認識していなかった。世界自然遺産登録に向けた関係機関との情報共有が必要と感じた」と述べ、再発防止に向けて対策を検討する考えを示した。