喜界で集団越冬 身を寄せ合い春の訪れ待つ リュウキュウアサギマダラ

2021年02月02日

 集団で越冬するリュウキュウアサギマダラ=1月31日、喜界島(依田純一さん撮影)

集団で越冬するリュウキュウアサギマダラ=1月31日、喜界島(依田純一さん撮影)

  喜界島の雑木林の中で、リュウキュウアサギマダラが集団で越冬している。撮影したエコツアーガイドの依田純一さん(65)=喜界町荒木=は「年末から寒く、雨の日も多かった。無事に冬を乗り切って、春を迎えてくれたらうれしい」と話した。

 

 リュウキュウアサギマダラは奄美が分布の北限のチョウ。褐色の羽に鮮やかな水色のまだら模様が美しい。気温が15度を割ると活動を休止し、木の枝などに群がってぶら下がる姿が見られる。身を寄せ合って寒さに耐えながら、春の訪れを待っている。