過去最多の106羽確認/オオトラツグミ一斉調査

2016年03月22日

 

さえずりが聞こえた場所を記録するボランティア調査員ら=20日午前6時半ごろ、奄美市名瀬

さえずりが聞こえた場所を記録するボランティア調査員ら=20日午前6時半ごろ、奄美市名瀬

 国の天然記念物で奄美大島固有の野鳥オオトラツグミの一斉調査が20日、島を縦断する奄美中央林道とその周辺などであり、島内外から142人が参加して歩きながら鳴き声をチェックした。奄美中央林道での確認数は106羽で、1994年の調査開始以来過去最多となった。調査を行ったNPO法人奄美野鳥の会は「生息環境が回復傾向にある裏付け」とみている。