「島の魅力伝えたい」 初の島外公演へ、練習に熱 劇団えらぶ百合物語
2023年06月17日
芸能・文化
沖永良部島の小学生│高校生で構成する劇団えらぶ百合物語は8月25日、姶良市文化会館加音ホールで島民創作ミュージカル「えらぶ百合物語」(松永太郎作・演出)を公演する。初の島外公演。メンバーで話し合って立てた目標「感動に満ちあふれたミュージカルで沖永良部の魅力を伝えたい」の実現に向け、日々練習に励んでいる。
えらぶ百合物語は沖永良部島のユリ球根栽培の歴史を絡めた物語で、同劇団が知名町の文化事業として2011年に初演。子どもたちの熱意を受けて活動は継続され、20年からは保護者が中心となった「百合の会」(南山浩一代表)が運営を引き継いでいる。現在の団員は22人。今公演ではオーディションで選ばれた12人が出演するほか、松永さんが主宰する県本土の劇団ニライスタジオの団員10人前後が客演予定。
団員の一人、松瀬真甫さん(14)=和泊中3年=は「島の魅力を伝え、見る人に感動してもらえるようなステージをつくりたい」と意気込みを語った。
劇団では今公演の運営費用に充てるため、クラウドファンディングに取り組んでいるほか、寄付の協力や物品販売を行っている。問い合わせは電話080(5203)2057百合の会事務局・長野久美さんへ。