平田さん「いそ加那」で３位　奄美勢４人が入賞　民謡民舞全国大会

２０２３年度民謡民舞全国大会（公益財団法人・日本民謡協会主催）が５～８日、神奈川県川崎市のスポーツ・文化総合センター「カルッツかわさき」であった。奄美勢は４人が入賞。内閣総理大臣賞争奪戦に挑んだ平田まりなさん（２７）＝あやまる会＝が「いそ加那」を情感豊かに歌い上げ、３位に輝いた。

 

平田さんは、昨年１１月に奄美市笠利町の県奄美パークで開かれた２０２２年度民謡民舞奄美連合大会で総合優勝。各部門の優勝者とともに全国大会への切符を手にした。内閣総理大臣賞争奪戦に出場するのは４回目。各地区大会を勝ち抜いた代表者らと日本一を競った。

 

「島唄や大島紬など、自分たちの特徴を持って全国のステージに立てることを改めて誇らしく思った」と平田さん。「『いそ加那』は思い入れのある曲。音域が広くて難しい部分もあったが、これまでより順位を上げることができた。今後も島のために唄を深めていきたい」と語った。

 

内閣総理大臣賞争奪戦以外の奄美勢の入賞者は次の通り。（敬称略）

▽民謡壮年部６位　「嘉徳なべ加那」中ほず美（名瀬）▽同成年部６位　「徳之島節」前山真吾（名瀬）▽浦本杯争奪戦優秀賞　「徳之島節」永井しずの（瀬戸内）