幸輝心が2度目の防衛 名勝負に3千人超〝熱狂〟 徳之島全島一闘牛
2025年01月04日
芸能・文化
徳之島の新春恒例の闘牛大会が1日から3日にかけて伊仙町目手久の徳之島なくさみ館であった。3日開催の全島一・ミニ軽量級優勝旗争奪戦(伊仙町闘牛協会中部支部主催)は全11取組があり、大一番の全島一優勝旗争奪戦は王者の「幸輝心」(亀津)が2度目の防衛を果たした。この日は5取組が10分を超える接戦となり、会場に詰め掛けた3千人以上のファンが名勝負に熱狂した。
幸輝心に挑んだのは地元目手久の「GALIBAR(ガリバー)」。序盤から挑戦者の勢いのある攻めが続き、幸輝心は首から背中にかけての部分を負傷。立ち回りで攻撃をしのぐ場面が続いた王者だったが、終盤には挑戦者の側面をとらえ一気に逆転。24分59秒にわたる死闘を制した。
ミニ軽量級は15分2秒に及ぶ技の応酬の末、チャンピオンの友良牛(古里)が挑戦者を突き転がす劇的勝利で王座を守った。三賞は「戦闘刃牙實工業」(犬田布)が敢闘賞、「一撃つ。」(伊仙)が殊勲賞、「千竜」(前野)が技能賞に輝いた。