日本エアギター選手権地区予選 奄美大島

2019年07月02日

芸能・文化

奄美大島で初開催した日本エアギター選手権地区予選で優勝した幸多さん(右から2人目)=6月30日、奄美市名瀬

奄美大島で初開催した日本エアギター選手権地区予選で優勝した幸多さん(右から2人目)=6月30日、奄美市名瀬

 日本エアギター選手権(日本エアギター協会主催)の奄美大島地区予選が6月30日、奄美市名瀬の飲食店・マヤスコで初開催された。島内外の男女計6人が見えないギターを体いっぱいに表現。初代島のナポレオンマンとして出場した奄美市名瀬の幸多拓磨さん(43)が優勝を飾った。

 

 エアギターは音楽に合わせて、ギター演奏の演技をするパフォーマンス。選手権は2005年に始まり、15回目。地区予選は各出場者が1分間演技し、審査員5人が「オリジナリティー」「芸術性とエアーな感じ」といった基準で採点して順位を決めた。

 

 選手権予選初出場の幸多さんは知人にミックスしてもらったオリジナルの音源をバックに、得意なダンスを織り交ぜたパフォーマンスを披露。出場4回のエアネスサイゴウこと鹿児島市の永山由高さん(35)がテクニックを生かして「演奏」し、2位となった。

 

 上位2人は7月に鹿児島市である全国決勝大会へ出場を決めた。幸多さんは「びっくり。全国大会はギター演奏の技術を磨いてぶち当たります」と抱負。同協会鹿児島支部長で奄美開催に尽力した永山さんは「見えないものに幸せを感じられるエアギターの魅力を伝えられた。2位は悔しい。全国決勝でリベンジしたい」と話した。