「芸術の秋」満喫 和泊町文化の祭典

2019年11月04日

芸能・文化

うるま音楽協会山下多賀子琉舞研究所による琉舞「国頭サバクイ」=3日、和泊町

うるま音楽協会山下多賀子琉舞研究所による琉舞「国頭サバクイ」=3日、和泊町

 和泊町文化の祭典舞台発表(同町教委、同文化協会共催)が3日、和泊中学校あかね文化ホールであった。新元号記念と銘打った今年は「伝承を受け継ぐ」をテーマに、地元の17団体約150人が琉舞や日舞、伝承舞踊など19演目を披露して観客を魅了した。

 

 発表は2部構成。後半最初の演目となったうるま音楽協会山下多賀子琉舞研究所による琉舞「国頭サバクイ」は、琉球王朝時代に首里城を建築、修理するのに使われる材木を、沖縄本島北部(ヤンバル)の森から住民総出で切り出し、運搬する様子を表現した創作舞踊。

 

 先月31日の火災で焼失した首里城の再建に対する願いも込められた出演者の唄と演奏、踊りに会場からも温かい拍手が送られた。

 

 他にも民謡やダンス、吹奏楽、合唱、中国武術など多彩な演目が繰り広げられ、観客は「芸術の秋」を満喫していた。