古里の島唄など楽しむ　復帰７０周年記念で芸能祭　鹿児島奄美会

鹿児島奄美会（奥山嘉次郎会長）主催の奄美群島日本復帰７０周年記念「芸能祭」が３日、鹿児島市の川商ホールであった。同会を構成する各島の郷友会メンバーらが島唄や新民謡、踊りなどを披露。会場には多くの出身者が訪れ、古里の伝統文化を楽しみながら、復帰運動の歴史を引き継いでいくことの意義も再確認した。

 

奥山会長は、戦後の米軍統治下で行われた奄美の復帰運動に触れつつ「日本人、日本国民であることを努力して勝ち取ってきた歴史。先人たちのおかげで今の私たちの生活があるということを忘れずに、先人たちの思いや一致団結する大切さを後世に語り継いでいきたい」などとあいさつ。

 

芸能祭は沖洲会の祝舞「かぎやで風」で幕を開け、ステージでは島唄をはじめ、新極真会による空手演武など多彩なパフォーマンスが繰り広げられた。徳之島会は「ワイド節」「花の徳之島」に合わせて踊りを披露して会場を盛り上げた。

 

芸能祭の後は祝賀会もあり、復帰７０年の節目を祝った。