奄美の魅力発信 新曲「奄美賛歌」公開 ご当地アイドルが自然遺産記念ソング S☆UTHERN CROSS

2022年03月09日

芸能・文化

新曲を発表したサザンクロスの(右から)及川さん、佐倉さん、三上さん=6日、奄美市笠利町

鹿児島県のご当地アイドル「S☆UTHERN CROSS(サザンクロス)」はこのほど、奄美をテーマにした新曲「奄美賛歌~ガジュマルの下で待ってるよ~」を発表した。グループ公式のユーチューブチャンネルで1月からミュージックビデオを公開しており、世界自然遺産登録記念ソングとして奄美の魅力を発信する。

 

同グループは今年で結成12年目。県出身メンバー4人が在籍し、県内外で鹿児島のPR活動を行っている。2018年には、あまみ大島観光物産連盟から「奄美観光大使」、19年には県から「かごしまPR大使」に任命された。

 

新型コロナウイルスの影響でライブやイベントができない中、ミュージックビデオを通して多くの人に奄美の魅力を届けようと新曲を制作。メンバーらは昨年11月に奄美大島を訪れ、あやまる岬やハートロック、大浜海浜公園などで撮影を行った。

 

作詞・作曲は福岡県出身のシンガー・ソングライター、SHUNさんが担当。祖母が奄美大島出身のSHUNさんは、自然豊かな古里に思いをはせる歌を作詞し、「よいすら」や「六調」など、奄美の文化を感じられる言葉も盛り込んだ。流行りの和楽器ロックを基調としたメロディーで、県外の視聴者にも親しみやすい楽曲となっている。

 

ミュージックビデオに出演したメンバーは佐倉しおりさん、及川真依さん、三上メイサさん。3人は「奄美のいいところが詰まっている楽曲」「奄美を知ってもらえるきっかけになれば」「地元の方にも聴いてほしい。奄美の素敵を伝えたい」とそれぞれ話した。