島尾敏雄企画展、鹿児島市で

2016年09月16日

芸能・文化

島尾敏雄の日記などが初公開された企画展=15日、鹿児島市のかごしま近代文学館

島尾敏雄の日記などが初公開された企画展=15日、鹿児島市のかごしま近代文学館

   奄美ゆかりの作家・島尾敏雄の日記や創作ノートなど7冊を初公開した企画展「甦(よみがえ)る幻の日記展」(鹿児島市など主催)が同市のかごしま近代文学館で開かれている。今年は島尾の没後30年。日記は故ミホ夫人(瀬戸内町加計呂麻島出身)との葛藤を描いた代表作「死の棘(とげ)」の発表前に記された。当時の心情や時代背景に迫る資料として注目を集めそうだ。企画展は11月14日まで(午前9時半~午後6時、火曜休館)。9月24日は映画「死の棘」の上映会や小栗康平監督の講演もある。