徳之島の2作品上映 あまみ応援団も参加 最後の沖縄国際映画祭

2024年04月24日

芸能・文化

沖縄国際映画祭のレッドカーペットで奄美をPRした「あまみ応援団」のメンバーら(提供写真)

第16回沖縄国際映画祭「島ぜんぶでおーきな祭」(同映画祭実行委員会主催)が20、21の両日、那覇市の国際通り周辺を主会場に開かれた。2009年に始まり、今回が最後。奄美関連では徳之島が舞台の「クジラの島 とくのしま」「つむぎのうた」が上映されたほか、奄美群島出身者などでつくる「あまみ応援団」がレッドカーペットを歩いて奄美をPRした。

 

同映画祭は映画や音楽、お笑いなど総合エンターテインメントで沖縄を盛り上げる祭典。最終回となった今年は那覇市、北中城村、沖縄市の商業施設や劇場などで各種イベントがあり、芸能人も多数参加した。

 

徳之島が舞台の2作品は20日、那覇市久茂地の那覇文化芸術劇場で上映された。「つむぎのうた」は野中加那さん(徳之島出身)の初監督作品。地方創生短編映画「クジラの島 とくのしま」の舞台あいさつには、森田弘光天城町長も登壇した。

 

あまみ応援団の参加は3回目。21日のレッドカーペットでは、紬美人の金子きよらさんや、奄美2世で同映画祭のメインMCを務めた宮川たま子さんら5人がのぼりを持って歩き観客に奄美を印象付けた。

 

応援団長の原田尚樹さん(46)=喜界島在住=は「奄美群島と沖縄41市町村の応援団が県をまたいで交流でき、素晴らしい経験となった」と話した。