沖縄の歌と踊りで魅了 うるま音楽協会

2019年06月28日

芸能・文化

会場一体となって盛り上がった「永良部百合の花」=22日、瀬戸内町加計呂麻島・俵小学校

会場一体となって盛り上がった「永良部百合の花」=22日、瀬戸内町加計呂麻島・俵小学校

 沖永良部島を拠点に活動する「うるま音楽協会」のミニ公演は22日、瀬戸内町加計呂麻島のかけろま手しごと工房(休校中の俵小学校)であった。歌三線、太鼓、三板(さんば)の生演奏で沖縄の歌と踊りを披露し、島内外からの来場者を楽しませた。

 

 同協会は山下幸秀さん、山下多賀子さんを家元に、三線、太鼓、舞踊の3部門で研究所を開いて門下生を指導している。加計呂麻島での公演は初めてで、同島のほか、沖永良部島、悪石島、奄美大島から駆け付けた門下生ら8人が出演した。

 

 公演は沖縄の歓迎の舞として知られる「かぎやで風節」で開幕。地元瀬戸内町の東浩代さん、栄サエミさんが華やかに舞い、来場者を魅了した。創作舞踊「海やから」「大漁」「魚売いアン小」のメドレーでは、迫力の太鼓と歌三線の生演奏で会場を盛り上げた。

 

 大雨による崖崩れで地元の出演団体が来られなくなるハプニングもあったが、地元住民が一芸を披露してプログラムの穴埋めに協力。最後は「島のブルース」「永良部百合の花」で会場一体となって踊りを楽しんだ。