結成5周年祝し演奏会 徳之島三味線愛好会「結」

2019年07月29日

芸能・文化

会員が練習の成果を披露した徳之島三味線愛好会「結」の5周年記念演奏会=27日、徳之島町亀津

会員が練習の成果を披露した徳之島三味線愛好会「結」の5周年記念演奏会=27日、徳之島町亀津

  【徳之島総局】徳之島三味線愛好会「結」(幸多勝弘会長)の5周年記念演奏会と懇親会が27日夜、徳之島町内のホテルであった。会員の家族や愛好家ら約90人が来場し、26曲の演奏を楽しんだ。

 

 同会は2014年6月に6人で結成。現在は20~70代まで幅広い年代層の29人が、同町亀津の幸多会長宅で週3回練習に励み、島内各地のイベント出演や福祉施設への慰問活動などを行っている。

 

 演奏会は沖縄民謡に徳之島の歌詞を付けてアレンジした「『結』の歌」でスタート。5部構成で会員が練習の成果を披露した。稲すり節、ウギ節のメロディーなどに合わせて会場も盛り上がり、ワイド節、六調で締めくくった。

 

 幸多会長(67)は「愛好会の発足当初に所属していた教職員らも駆け付け、演奏を楽しんでもらえてよかった。今後も奄美、沖縄の民謡を後世に伝えられるよう、活動を続けていきたい」と話した。