14人中11人が合格 沖之永良部民謡コンクール

2023年10月17日

芸能・文化

審査員を前に、舞台で課題曲を演奏する受験者=14日、知名町のあしびの郷・ちな

第11回沖之永良部民謡コンクール(沖之永良部民謡協会主催)は14日、知名町のおきえらぶ文化ホールあしびの郷・ちなであった。新人賞、優秀賞、最高賞の3部門に計14人が挑戦し、11人が合格を果たした。

 

優れた新進芸能家を発掘し、沖之永良部民謡の向上と普及発展に寄与することを目的に年1回開いている。課題曲は新人賞が「懐かしゃぬ島」「永良部百合の花」「レンサー節」「じんとー節」、優秀賞が「犬田布嶺」「サイサイ節」「サトゥヨ節」、最高賞が「いちきゃ節」。

 

受験者は各部門の課題曲から1曲を演奏。審査員8人が▽音程▽弾き方▽発音│など10項目で審査した。

 

コンクール終了後、福田原里審査員長は「民謡は方言なので、より緊張感が増し、声が出なかったり三味線の音が弱かったりと日ごろの成果が出せない受験者もいた。努力した人は点数が高かったが、練習不足の人もいた。もっと練習を積んでほしい」と話した。

 

合格者は次の通り。(敬称略)

▽新人賞 榮佳宏、岡馬もなみ、新名白斗、岡本朱香、久富優希奈、山﨑明美、早瀬俊子、新名史大、中村久美▽優秀賞 今東花菜子▽最高賞 出花みどり