与論十五夜踊、地主神社に奉納

2014年09月09日

芸能・文化

会場を盛り上げた「獅子舞」=8日、与論町の地主神社境内

会場を盛り上げた「獅子舞」=8日、与論町の地主神社境内

 【沖永良部総局】旧暦8月15日に当たる8日、与論町の地主神社境内で国の重要無形民俗文化財「与論十五夜踊」が奉納された。狂言を中心とした本土風の「一番組」と琉球風の「二番組」が交互に演目を披露し、五穀豊穣や島中安穏を願った。

 与論十五夜踊は、1561(永禄4)年に当時の与論領主が、島内、琉球、大和の芸能を学ばせ、一つの芸能にまとめ上げたものとされる。毎年旧暦3、8、10月の各15日に奉納され、8月が最も盛大に催される。