サトウキビ収穫を体験 下平川小学校の児童や保護者 知名町

2025年02月15日

子ども・教育

ハーベスターによるサトウキビ収穫を体験する参加者=9日、知名町

知名町立下平川小学校の児童や保護者を対象にしたサトウキビ収穫体験が9日、同校前のキビ畑であった。保護者も含め10人余りが参加。ハーベスターによる収穫を体験し、農業への理解を深めた。

 

沖永良部島の基幹作物であるサトウキビ栽培への関心を持ってほしいと、ハーベスターの作業受託組織「池さとうきび生産組合」の池幸次郎組合長(72)の提案で昨年に続き開催された。

 

初めに、池組合長がサトウキビ栽培の現状を説明。収穫した際に葉や根など原料にならない部分「トラッシュ」の混入割合や糖度が農家の手取り価格に影響することなどを挙げ、「サトウキビは作り方次第でもうかる」と訴えた。

 

収穫体験では1~2人ずつハーベスターに乗り、サトウキビを実際に収穫。子どもたちは運転者から操作方法を学びながら、集中して取り組んでいた。

 

6年の成美朔君(12)は「操作は簡単だけど、目の前に大きな部品(倒れているサトウキビなどを起こすらせん状の円筒)があって怖かった。広い畑を収穫するのは大変だと思った」と話した。