サンゴ保全に「赤土流さない」 与論町立茶花小
2018年11月17日
子ども・教育
与論町立茶花小学校(鶴田幸伸校長、児童164人)で12日、鹿児島市水族館公社の学芸員、柏木由香利さんを講師に招いたサンゴの授業があった。児童たちは海中のサンゴがどのようにして増えたり、減ったりするかを学び、与論島のきれいな海とサンゴを保全するため、島の人や自分たちができることを考えた。
5年生28人は授業で、ハマサンゴやミドリイシなどのサンゴカードを使った環境シミュレーションゲームを実施。サンゴの特徴のほか、▽台風襲来▽人に踏まれる▽オニヒトデ発生▽赤土や泥が海に流出▽白化現象―など、サンゴが増減するさまざまな要因を学んだ。
5年生の岡本一莉さんは「サンゴを増やすために赤土や泥をできるだけ海に流さないようにするのは、(私たちに)できることだと思う」と話した。
この日は6年生も同様の授業があり、3、4年生はサンゴ模様のハンカチ作りを行った。