人口対策や学校施設整備などに質問 大和村子ども議会
2018年08月11日
子ども・教育
大和村の子ども議会が10日、村議会本会議場であった。村内の児童が議員となって学校や公園の施設整備、村の人口増加の取り組みなどについて村当局に質問し、暮らしや学校生活に関する問題への関心を深めた。
子ども議会は6回目。行政や議会の仕組みを学ぶことで子どもたちに政治やまちづくりへの理解を深めてもらおうと開催している。今回は村内4小学校の6年生10人が参加。4、5年生13人が傍聴した。
議長は元山漣君(11)=大棚小=が務めた。9人の議員が質問に立ち、「村の人口は10年間で約500人減った。人口を増やすために村をアピールするCMをつくってはどうか」「防災対策はどんなことをしているか」などと述べた。
村当局は質問に対し、「特産物を島外のイベントでPRし、村内の自然景観をホームページや観光ガイドブックに掲載してCMと同様の効果を果たしている」「災害時に村内の消防団員らと協力して高齢者や歩行が困難な人を避難所に連れていく準備をしている」などと答えた。
学校のエアコン整備について質問した大棚小の白石輪君(11)は「7月に校舎の1階は29度、2階は31度の日があった。みんなが集中して授業を受けられるように質問を頑張った」と話した。