南極の氷 感触楽しむ 砕氷艦「しらせ」、上城小に贈呈

2024年11月29日

子ども・教育

スマートフォンの光を当てた南極の氷をのぞき込む上城小の児童ら=27日、知名町

知名町立上城小学校(川畑めぐみ校長、児童20人)に27日、海上自衛隊が日本に持ち帰った南極の氷が贈られ、児童たちが氷の感触を楽しんだ。

 

砕氷艦「しらせ」による南極地域観測協力の際に持ち帰った氷を全国の小、中学校に贈っており、今年度県内では上城小を含む4校が対象。上城小には自衛隊鹿児島地方協力本部の久木田和昭さんと、同本部徳之島駐在員事務所の榮真路さん、諏訪哲さんが来校した。

 

榮さんが南極の地形や気候、自衛隊の活動内容、「しらせ」の性能などを説明し、児童代表に南極の氷を手渡した。児童たちは氷に耳を近づけ、氷の中の空気がはじける音に耳を澄ませたり、氷の上に手を置いたりと興味津々の様子だった。

 

最後に児童が感想を発表。「氷の中には何万年前の空気が入っていると聞いてすごいと思った」「南極の氷はつるつるしていた」「家の氷に比べてすぐに解けない」などと話していた。