学びの成果プレゼン 寸劇やイラストで工夫凝らす 龍郷町子ども博物学士講座
2019年03月17日
子ども・教育
龍郷町子ども博物学士講座(町教育委員会主催)が16日、町りゅうがく館であった。最終講座は草木染めを体験したほか、10人が自然や歴史など1年間学んだことをさらに掘り下げて研究発表。寸劇や写真、イラストなどで堂々とプレゼンテーションした。
講座では県立奄美少年自然の家の職員を講師に、親子連れ35人がハンカチのフクギ染めに挑戦した。
続く研究発表では、手作りの衣装で奄美の生き物になりきって生態を説明したり、観察で見つけた野鳥を手描きのイラストにするなど、それぞれが工夫を凝らしていた。
龍郷小学校2年の内野歩さんは、渡り鳥のように旅をするチョウ・アサギマダラについて発表。学校で取り組んでいる渡りのルート調査のためのマーキング活動で、チョウを通して長野県小谷村との交流が生まれたことを紹介し「これからもたくさんの不思議に出会いたい」と話した。
閉講式で碇山和宏教育長は「古里の自然に対する思いや、講座で学んだことをもっと知りたいという探究心を感じた。来年もぜひ参加してほしい」と講評。発表した児童にはエコバッグなどがプレゼントされ、全6講座を受講した12人に皆勤賞が贈られた。