手々小児童が観光カイド 徳之島町
2019年01月22日
子ども・教育
【徳之島総局】徳之島町の手々小学校(平嶺寛晶校長)の全校児童6人は21日、「われんきゃガイド」を実践し、合宿で徳之島を訪れている国内外の長距離選手ら17人に学校周辺の史跡など集落の魅力を紹介した。
同校は2016年度に町の「われんきゃガイド育成事業」のモデル校に指定され、総合的な学習の時間を活用して集落内の史跡などを巡り、年度内に集落マップを作成した。実業団選手を対象としたガイドは2回目。
児童らは徳之島のソテツ植樹発祥の地とされる「との地ソテツ」や、琉球支配時代の武勇伝で知られる「掟大八(おきておおはち)」が弔われている「按司(あじ)墓」など6カ所を案内した。掟大八が持ち上げたとされる力石の重さやウミガメの産卵に関するクイズなどを出題して、参加者を楽しませた。
鹿児島銀行の池満綾乃選手(27)は「練習で通過する手々集落の魅力を子どもたちが一生懸命教えてくれてうれしかった」と笑みを浮かべ、選手を案内した同小4年の川口風己弥君(10)は「選手たちが笑顔で聞いてくれたので楽しく案内できた」と話した。