「理想のしま」提言書提出 児童生徒、瀬戸内町の町へ

2022年10月19日

子ども・教育

「理想のしま」を実現するアイデアをまとめた提言書を鎌田町長に手渡す仁科さん(右)=17日、瀬戸内町古仁屋

「理想のしま」をテーマに、地域社会の発展を子どもの目線で考える「瀬戸内子どもサミット」は17日、理想の瀬戸内町を実現するアイデアをまとめた提言書を鎌田愛人町長に提出した。鎌田町長は「素晴らしい提言。皆さんの思いを受け止め、瀬戸内町を誇りに思ってもらえるようにしていく」と約束した。

 

子どもサミットは、地域の活動を導くことができるリーダーの育成を目的に開催。第3回となった今年は8月9日に同町古仁屋のきゅら島交流館であり、町内の9小中学校から小学5年生以上の児童生徒21人が参加した。班ごとに意見交換を行い、より良い町を実現するためのアイデアを出し合った。

 

提言書の内容は「生き物と人間の共存ができる町」「幅広い年齢層の人々が便利に暮らせる町」「学生でも行けるショッピングモールがある町」など。サミットで出された7班分の案をまとめた。

 

町内の児童生徒を代表して、古仁屋中3年の仁科さらさん(15)が同町役場を訪れ、鎌田町長に提言書を手渡した。仁科さんは「島にしかない自然を生かしながら、奄美や瀬戸内町を多くの人に知ってもらいたい」と話した。