サンゴ留学3期生が入寮 高校生活に胸膨らます 喜界町
2025年04月09日
子ども・教育

入寮式を迎えたサンゴ留学の3期生(前列)ら=7日、喜界町役場(提供写真)
喜界町が2023年度から実施する離島留学制度「サンゴ留学」の入寮式が7日、同町役場であった。同制度を活用し、8日に喜界高へ入学した新1年生の男子4人、女子2人が3期生として新たに入寮。サンゴ留学の先輩や地元の関係者から歓迎を受けた6人は、喜界島での新生活に胸を膨らませていた。
サンゴ留学は、島外からの留学生が喜界高に通いながら、喜界島サンゴ礁科学研究所で、島の自然や文化などさまざまな分野について学ぶ留学制度。
25年度は北海道や関東、関西などから3期生が集まり、1期・2期生も含めサンゴ留学生は計18人になった。
入寮式では、隈崎悦男町長が式辞を述べたほか、先輩留学生からのメッセージや、新入学生の自己紹介などがあった。
3期生として東京都から来島した櫻井精一郎さんは「サンゴ留学の経験を通して将来やりたいことを見つけたい。喜界島で3年間、精いっぱい楽しみ、学ぼうと思う」などと話した。
喜界町のサンゴ留学コーディネーターとして留学生の受け入れに取り組む、市川萌笑さんは「3期生を迎え、これでサンゴ留学生の3学年18人がそろったことは感慨深い。卒業を迎える際、喜界島のサンゴ留学を選んで良かったと心から思ってもらえるよう、引き続き留学生たちをサポートしていきたい」と語った。
新1年生を含むサンゴ留学生18人は、3月に開所した学生寮「KIKAIJIMAマザーツリーハウス」(通称・サンゴ寮)へ入寮し、高校生活を送る。