フラワーアレンジメントに挑戦 地元産の花で体験教室 和泊中

2023年02月23日

子ども・教育

フラワーアレンジメントに挑戦する生徒ら=14日、和泊町の和泊中学校

【沖永良部総局】和泊町産の花を使ったフラワーアレンジメント体験教室が14日、同町の和泊中学校(山端達雄校長)3年生53人を対象にあった。生徒たちは作品全体の高低差や配置を考えながら花を挿していき、作品制作の難しさや面白さを感じていた。

 

同町切花品評会実行委員会と町教育委員会主催。8日にあった切り花品評会の出品作を生かし、子どもたちに花卉(かき)生産への理解や関心を深めてもらおうと毎年開いている。

 

花材は町産のスプレーマム、ソリダゴ、エラブユリ、トルコギキョウ、グラジオラス、オリエンタルユリなどを使用。講師は福山花店(同町)の寺原慶子さんらスタッフが務めた。

 

初めに実演があり、寺原さんらが「茎は斜めに切ると挿しやすく、花も水を吸収しやすい」「花が開いたときをイメージしながら向きを決めて」などと挿し方のこつを伝えながら、見本となる作品を仕上げた。

 

後半は見本を参考に、生徒一人一人が作品制作に挑戦。花を1本ずつ手に取り、じっくりと配置や高さを考え込む様子も見られた。初めてフラワーアレンジメントを体験した信直輝君(15)は「難しかった。見本よりバランスや色合いが悪く、点数を付けるとしたら48点。機会があればまた挑戦してみたい」と笑顔で話した。