中学生活へ気持ち新た 小学校卒業式、群島内各地で

2018年03月23日

子ども・教育

卒業証書を受け取る児童=22日、奄美市笠利町

卒業証書を受け取る児童=22日、奄美市笠利町

 奄美群島各地の小学校で22日、卒業式があった。2017年度の卒業生は奄美全体で994人(男子532人、女子462人)。卒業生たちは保護者や在校生らに見守られながら卒業証書を受け取り、中学校生活へ気持ちを新たにした。

 

 奄美市笠利町の赤木名小学校(前田和洋校長、児童114人)では、6年生20人が卒業。保護者や地域住民ら約60人が出席した。同校の卒業生は累計2129人となった。

 

 前田校長は「皆さんの力や可能性は無限大にある。これからも、ふるさとの赤木名に誇りをもって生活してほしい」と式辞を延べ、卒業生を激励した。

 

 「別れの言葉」では、卒業生と在校生が向かい合って思い出や感謝を伝え合った。「旅立ちの日に」など3曲の合唱もあり、別れを惜しんだ。最後は卒業生全員で「皆さんありがとう。そしてさようなら」と声をそろえてあいさつした。

 

 大島教育事務所によると、本年度、卒業生がゼロの小学校は▽奄美市 小湊、崎原▽大和村 今里▽瀬戸内町 篠川、西阿室、諸鈍、池地▽天城町 西阿木名小三京分校―の8校。卒業生1人は▽奄美市 市▽大和村 名音▽宇検村 久志、阿室▽瀬戸内町 薩川、秋徳、与路▽龍郷町 円▽徳之島町 手々―の9校。