危険箇所など確認 通学路の安全点検実施 奄美市通学路安全推進会議

2022年06月02日

子ども・教育

住用小前の横断歩道で危険箇所を確認する推進会議の委員ら=1日、奄美市住用町

奄美市通学路安全推進会議(委員13人)は1日から市内の小中学校の通学路で合同点検を実施している。市内32校から寄せられた通学路の危険箇所に関する報告書を基に、危険度の高い8校10地点を巡り、通学路の現状把握や整備対策などについて協議する。点検は2日まで。

 

推進会議の構成団体は奄美警察署や県大島支庁、市教委、市PTA連絡協議会など。2012年、京都府亀岡市などで登下校中の児童らが巻き込まれる事故が相次いだことを受け、市は14年に同会議を設立し、年1回のペースで通学路の安全点検を実施している。

 

1日目は名瀬・住用地区の6地点を点検。住用地区では住用小学校の所崎陽教頭と同中学校の原憲正校長が同校前の横断歩道2カ所について①朝日がまぶしく赤信号の見落としが頻発している②スピードを上げて通過する車が多い―など危険な点を説明し、委員らは事故防止の啓発看板や歩道橋の設置など、具体的な対策方法について話し合った。

 

市教委の坂元克己指導主事は「子どもたちが無事に登下校できるよう安全確保に務める。関係機関の方々と連携を図りながら対策を進めていきたい」と語った。

2日は笠利地区の4地点を点検する。