多彩な演出で文化祭開催 奄美高校

2020年11月01日

子ども・教育

家政科のファッションショーで開幕した奄美高校の文化祭=31日、奄美市名瀬

家政科のファッションショーで開幕した奄美高校の文化祭=31日、奄美市名瀬

 奄美群島内の公立高校2校で31日、文化祭があった。新型コロナウイルスの影響で例年通りの開催がかなわない中、生徒たちは工夫を凝らした演出で会場を盛り上げ、青春の一こまを刻んだ。

 

 奄美市名瀬の県立奄美高校(宇都尚美校長)は第51回文化祭。生徒たちは「結志~未来に紡ぐ五つの華~」をテーマに映像を駆使した舞台発表や多彩な展示で来場者を喜ばせた。

 新型コロナ感染対策のため規模を縮小。舞台発表会場の体育館には3年生とその保護者のみ入り、1・2年生は教室で中継を楽しんだ。

 

 ステージは華やかなドレスに身を包んだ家政科被服選択者のファッションショーで開幕。同科の手話コーラスや吹奏楽部、郷土芸能部などが次々と登場し、幕あいには学生バンドや職員バンドの録画映像が会場を盛り上げた。台風の影響で中止となった体育祭のリベンジのため、同校恒例の女子生徒による八月踊りの映像も上映された。

 

 文化科学委員長の川畑寿斗さん(18)=情報処理科3年=は「パソコンの機材などを準備するのが大変だったけど、みんなが協力してくれた。うまくいくか不安もあったけど、思った以上に盛り上がってよかった。点数をつけるなら100点満点」と話した。