大島高校書道部に感謝状 「118」周知に貢献 作品グッズ化、PRに活用 奄美海保

2023年07月21日

子ども・教育

奄美海保の樋口則一部長(左)から感謝状を受け取る大島高校書道部=20日、奄美市名瀬

奄美海上保安部は20日、海上保安庁の緊急ダイヤル「118」などの周知活動に貢献した奄美市の県立大島高校書道部に感謝状を贈った。贈呈式は同校であり、奄美海保の樋口則一部長が「書道部を中心とした大島高校の皆さんに快く協力していただき深く感謝している」と述べた。

 

大島高校書道部は昨年11月、同校で行われた奄美海保とタレントのIMALUさんとのコラボイベントに参加。海洋環境の保全や「海のもしもは118番」を周知する書道パフォーマンスを披露した。

 

大島高校書道部の作品を用いた奄美海保のPRグッズ

作品はグッズ化し、海保の取り組みのPRに活用。今年1月には「118番の日」に合わせた啓発活動を奄美市名瀬のイオンプラザ大島店で行い、同部員と奄美海保職員が利用客らにグッズを配布した。

 

贈呈式では、樋口部長が「海上保安庁では30人を超える大高OBが活躍している。皆さんも将来の職業の選択肢の一つとして興味を持ってもらえたら」とあいさつ。感謝状を受け取った書道部の山下優美部長(3年)は「海保の活動や118番など初めて知ることも多かった。きれいな海を残していきたいという気持ちを作品に込めたので、奄美の海の魅力を伝えられてうれしい」と振り返った。

 

7月で同校を離任する木村文音顧問は「部員たちが成長したと実感した。これからも仲間と切磋琢磨(せっさたくま)して挑戦を続けてほしい」と同部の今後の活躍に期待した。