天城中ダンスチーム、3年連続全国大会出場

2019年12月30日

子ども・教育

最後のポーズで徳之島の星空を表現した「ほしぞらパレット」のメンバー=27日、東京港区

最後のポーズで徳之島の星空を表現した「ほしぞらパレット」のメンバー=27日、東京港区

 天城町立天城中学校の1年生女子8人でつくるダンスチーム「ほしぞらパレット」は27日、東京都港区で開催された全国小・中学校リズムダンスふれあいコンクール(同コンクール実行委主催)に出場した。3年連続出場の快挙。僅差で入賞は逃したが、完成度の高い演技とチームワークが審査員から高評価を得た。

 

 天城中のメンバーは徳山愛佳さん、陽田真央さん、盛晴菜さん、重田藍さん、初田心和さん、和田真帆さん、松村愛さん、松本唯奈さん。チームは規定曲部門に出場し、地方予選を勝ち抜いた23校がダンスの完成度や躍動感、チームワークなどを競った。

 

 ステージに立った天城中の生徒たちは、切れのある動きと流れるような滑らかな動きを織り交ぜた構成で規定時間を演じ切った。最後には全員で整列し、声を合わせて「おぼらだれん」と島の言葉で感謝の気持ちを客席に伝えた。

 

 ステージ上でインタビューを受けた松本さんと初田さんは「広い舞台を8人で余すところなく使って演じました。多くの方に笑顔と勇気を届けられるように、大きな動きを心掛けました」と胸を張った。

 

 審査員の村田芳子平成国際大学教授は「良く身体を使い切っていた。最後に舞台中央で表現した星の形はグッドアイデア。素晴らしかった」と高く評価した。

 

 審査の結果、天城中は惜しくも入賞を逃したが、8人を指導した福永博之教諭は「テーマにしていた島の魅力が客席にもしっかり届いたと思う。限られた練習時間の中で、全員が力を合わせ、良く頑張りました」と生徒たちをたたえていた。