奄美と沖縄の子どもたちが交流 国頭村、やんばるの森で自然体験

2022年12月29日

子ども・教育

自然観察などを通して交流した奄美と沖縄の子どもたち=26日、国頭村(提供写真)

奄美と沖縄の子どもたちが互いの地域の自然について学び、交流するツアーが25~27日、国頭村の環境教育センター「やんばる学びの森」などであった。児童生徒ら計22人が参加。沖縄島北部のやんばるの森を一緒に散策して豊かな自然の魅力に触れた。

 

奄美群島国立公園指定から5周年を記念して、奄美・やんばる広域圏交流推進協議会が主催。奄美群島の小中学生を対象にした第23回「やせいのいきもの絵画展」(環境省など主催)で入賞した奄美大島、徳之島の小学4年~中学1年の10人が沖縄を訪れた。

 

26日は沖縄島北部の東村の児童生徒らが合流。地元ガイドの案内でやんばる学びの森の散策路を歩き、野鳥の声に耳を澄ませながら、ヤッコソウやサキシマフヨウの花などを観察した。

 

ツアーに参加した朝日小学校6年の一鷹秀晴君(12)は「ヤンバルクイナの鳴き声が聞こえてすごくうれしかった。葉っぱが湿っていたりするところが奄美と似ていた」と話した。

 

同日は環境省やんばる野生生物保護センターも訪れ、奄美とやんばるの自然の特徴や、野生生物を守るための取り組みなどを学んだ。