学びの成果を表現、発信 やけうちっ子環境学習講座が閉講 宇検村

2023年02月20日

子ども・教育

演劇発表を行う児童ら=18日、宇検村

「2022年度 宇検村やけうちっ子環境学習世界自然遺産博士講座」(宇検村教委主催)の最終回と閉講式が18日、同村湯湾の元気の出る館であった。村内の児童16人がこれまでの講座を振り返り、「表現・発信する!」と題して、学びの集大成を発表。皆勤達成者には「博士」の認定証が手渡された。

 

同講座は、奄美・沖縄の世界自然遺産登録に伴い、地域の自然や文化、歴史を学び、持続可能な社会の担い手を育成する目的で2021年に始まった。今年度は、日産自動車や水木プロダクションなど島外からの講師も招き、全8回を開講。延べ212人が受講した。

 

発表会は、同村立阿室小中学校の岩切敏彦教諭らの指導の下、7班に分かれて実施。紙芝居「ようかいきのこじじいと奄美の生き物」や詩「のぞいてみよう森の中/観察しよう川の中」、演劇「ケンムンも人間も一緒に奄美にいるんだよ!」など、創意工夫を凝らした発表形式で、保護者らに学習の成果を披露した。

 

演劇に参加し、「博士」の称号も授与された阿室小1年の髙島恭嘉さん(7)は「発表の出来は90点だったかな。講座はどれも楽しかった。来年も参加したい」と笑顔で話した。

 

同教委の村野巳代治教育長は講評で「昨年と今年で計17回の環境学習を行ったが、まだまだ皆さんが知らないこともある。将来、宇検村の魅力を自慢として語れるよう、これからも学びを深めていきましょう」と述べた。

 

次年度講座は5月27日講会。開講の2週間ほど前から参加者を募る予定。