島唄、楽器演奏など多彩に 50人9団体が舞台発表 瀬戸内町子ども文化祭

2023年02月06日

子ども・教育

日ごろの練習の成果を披露した子ども文化祭=5日、瀬戸内町きゅら島交流館

瀬戸内町文化協会(城山洋子会長)主催の第3回瀬戸内町子ども文化祭が5日、同町きゅら島交流館であった。町内の小中高校生約50人、9団体が出演し島唄や楽器の演奏、高校で取り組む活動の成果を発表。会場では多くの保護者や地域住民が出演者に大きな拍手を送った。

 

文化祭は子どもの発表の機会をつくり、成長につなげようと2020年から開催している。今回は高校生が初参加。古仁屋高校のまちづくり研究所、書道部、手話の3団体が発表した。

 

まちづくり研究所は22年7月に開始した同校の自主活動で、町企画課、高校生の探求学習を支援する一般社団法人Fora(東京都)と連携。オンラインで大学生や社会人と交流し地域課題の解決に取り組んでいる。舞台ではリーダーの川畑柚希さん(2年)を中心に6人が活動内容を発表。目標に掲げる「古仁屋高校の生徒を増やす」の達成に向け、地元中学生に同校の魅力を伝える加計呂麻島での企画イベントの協力者を募った。

 

書道部の3人は音楽に合わせたライブパフォーマンスで堂々とした筆さばきを披露。蛍光塗料を使用した「ありがとう」「笑顔に」の書がライトに照らされ輝くと来場者からは大きな拍手が沸き起こった。

 

同校の選択授業で手話を学ぶ奥村椰々さん(3年)は同級生2人と歌詞に手話をつけて歌う手話歌を発表。「高校の文化祭以来の舞台。3人で練習する時間も少なかったが、発表出来てよかった」と話した。

 

地域団体では重田三味線教室や永井三味線教室、福島ピアノ教室の生徒が日ごろの練習の成果を披露。ジュニアホノホシ太鼓の和太鼓や瀬戸内町金管バンドと古仁屋中吹奏楽部の演奏も会場を盛り上げた。