平さん(奄美高3年)を表彰 命の大切さ学ぶ作文コン

2018年02月25日

子ども・教育

表彰状を受け取る平さん=22日、奄美高校

表彰状を受け取る平さん=22日、奄美高校

 警視庁主催の「命の大切さを学ぶ教室・全国作文コンクール」で県立奄美高校(二石政彦校長、生徒556人)の情報処理科3年生、平沙也香さん(17)が警察庁防犯被害者支援室長賞を受賞した。表彰伝達式が22日、奄美市名瀬の同校であった。

 

 作文コンクールは、県警本部とかごしま犯罪被害者支援センターが県内の中学・高校で開く「命の大切さを学ぶ教室」の受講者が対象。犯罪被害者などの支援への理解を深め規範意識を育むことなどが目的。同校では2017年4月に実施した。

 

 今年は全国から3万1888点、県内から68点の応募があり、平さんの作品は高校生の部の同賞受賞者47人の中に選出された。

 

 作品は交通事故で両親を亡くした被害者遺族の話をきっかけに、人のつながりについて考える内容。「自分自身を大切に思い、自分を愛してくれる人の顔が頭に浮かべば無謀運転などは防げる」と訴えた。

 

 奄美署の大川隆則署長から表彰状を受け取った平さんは「周りの人や日常の一瞬一瞬を大切にしようと考えるきっかけになった。受賞はとてもうれしい」と話していた。