心休まる居場所に 与論中で図書室リニューアルPJ 中小企業経営能力認定協

2024年04月17日

子ども・教育

与論中学校の図書室を訪問する全国中小企業経営能力認定協会関係者ら=8日、与論町

【沖永良部総局】企業コンサルティングなどを行う全国中小企業経営能力認定協会(東京都港区、住友結美代表理事)は今夏、与論町立与論中学校(吉松浩志校長)で、図書室をリニューアルして子どもたちの心休まる居場所を提供する「TELASプロジェクト」を始動する。プロジェクト関係者が8日同校を訪れ、図書室の状況などを確認した。

 

プロジェクトは、学校の図書室リニューアルにより▽子どもたちの交流や癒やしを生み創造力を向上させる空間づくり▽支援した企業経営者の講演会開催による教育の機会提供▽地元企業との交流による地域活性化や後継者不足の解消-などを目的とする。

 

リニューアルは、賛同する企業などの支援を受けて行う。与論中の図書室リニューアルは地元建設業者の協力を得て夏休みに実施。以降、全国に展開する予定。

 

今回は同協会の住友代表理事(29)と加藤美江子理事(32)らが来島。住友代表理事は「地域の人たちも含めて癒やされる空間、パワースポット的な存在にしたい」と話した。

 

吉松校長(54)は「本に興味がなかった子たちも来てもらえる空間になればと思う。ゆくゆくは小学生や高校生、地域の方にも開放できる仕組みができれば」と話した。