楠隼中の屋さん(笠利出身)優勝 ロボコン県中学生大会活用部門

2018年11月05日

子ども・教育

ロボコン県大会活用部門で優勝した楠隼中の屋さん(提供写真)

ロボコン県大会活用部門で優勝した楠隼中の屋さん(提供写真)

 第18回創造アイデアロボットコンテスト県中学生大会(県中学校技術・家庭科教育研究会主催)が10月27日、鹿児島市の吉田北中学校であり、活用部門は県立楠隼中3年の屋祥弘さん(14)=奄美市笠利町出身=率いる楠隼bチームが優勝した。九州大会(12月、鹿児島市)への出場権も獲得。屋さんは「落ち着いて操作できた。将来は生活に役立つロボットを作りたい」と話した。

 

 大会は基礎、活用、応用、動画作品の4部門があり、活用部門は4校7チームが出場。1チーム3~4人で構成し、操縦者とアシスタント計2人が競技を行う。

 

 ルールは自作のロボットを使い、中央ポールに積み上げたアイテム(発泡ブロック)の数で競う。決勝では、屋さんが楠隼中(肝付町)対決を制して初優勝を飾った。

 

 屋さんは構想から製作、作戦立案、操作まで一貫して担当した。工夫した点を「ゴムを使いアイテムをつかむ部分を滑りにくくした。また、いろいろな角度から取れるようにした」と説明。九州大会に向けては「今はアイテムを1個ずつしか運べないので、3個同時に運べるロボットを作りたい」と意気込んだ。

 

 指導した柿誉志喜教諭(39)=龍郷町出身=は「製作過程で悩むこともあったようだが、熱心に取り組んだ結果が優勝につながった」と努力をたたえた。