生徒が手作り「弁当の日」 大島北高校

2019年03月20日

子ども・教育

持参した弁当に舌鼓を打つ生徒たち=19日、奄美市笠利町の県立大島北高校

持参した弁当に舌鼓を打つ生徒たち=19日、奄美市笠利町の県立大島北高校

 奄美市笠利町の県立大島北高校(新山剛校長)で19日、生徒たち自身が弁当を作り学校に持っていく取り組み「弁当の日」があった。1・2年生71人が弁当を持参。毎日、食事を作ってくれる人に感謝しつつ、友だちらと輪になって手作り弁当を味わった。

 

 弁当の日は、具材の買い出しや調理などを通じて自立心を高めることや、お世話になっている人に感謝の心を持つことが目的。同校では今回で8年目。

 

 この日はどの生徒も早起きして弁当作りに励んだ。中にはアニメや漫画のキャラクターを模した「キャラ弁」や好物を詰め込んできた生徒も。昼食時間になると、教室や屋外で成果を自慢し合う姿が見られた。

 

 午前6時に起きて弁当を作った普通科2年の女子生徒は「炊き込みご飯や大好きなハンバーグを中心に彩りよく見えるように気を付けた。普段から料理もしているので作るのが楽しい」と笑顔。初めて弁当作りに挑戦した松田康弘教諭(40)は「総菜などで済ませることが多かったが、きょうは一から自分で。料理の楽しさに目覚めた分、作る方の苦労も感じた」と話していた。