田検小でジャズのミニ演奏会 宇検村

2019年06月08日

子ども・教育

児童らが独特のリズムに触れたジャズのミニ演奏会=7日、宇検村の田検小学校

児童らが独特のリズムに触れたジャズのミニ演奏会=7日、宇検村の田検小学校

 東北や関東などで活動するジャズバンド「オン・グリーン・フィールド・ジャズ・カルテット」のミニ演奏会が7日、宇検村の田検小学校(前田和洋校長、児童52人)であった。ジャズの名曲やアニメのテーマソングなどを披露し、児童らは独特のリズムや音楽の楽しさに触れた。

 

 文化庁が一流の音楽家を学校に派遣する「文化芸術による子供育成総合事業」の一環。バンドメンバーは大塚紀男さん(ドラム)、藤巻良康さん(ベース)、臺隆裕さん(トランペット)、志村和音さん(ピアノ)。全校児童を対象に午前、午後2回の演奏会を開いた。

 

 午後の部には3~6年生31人が参加。軽快な「A列車で行こう」を皮切りに、演歌やジャズ風にアレンジした同校の校歌や、ドラえもんの映画主題歌「ひまわりの約束」、「ルパン三世のテーマ」などを披露。アンコールでは村の応援ソング「I LOVE 宇検村」を全員で大合唱して盛り上がった。

 

 それぞれの楽器の紹介や即興の曲づくりのほか、児童らが自由に楽器に触れる体験もあった。リーダーの大塚さんは「ジャズって難しい大人の音楽のイメージがある。敷居を取り払ってジャズの楽しさが伝わり、音楽に親しむ入り口になればうれしい」と話した。

 

 6年生の山下大地君(11)は「演歌になった校歌がダイナミックだった。ベースに触ると低い音がいっぱい出た」と笑顔で話した。

 

 8日は同村の生涯学習センター・元気の出る館でジャズコンサートがある。午後6時開演。入場無料。