県内外から63人入学 奄美看護福祉専門学校

2022年04月14日

子ども・教育

新入生代表で誓いの言葉を述べた正陽那多さん=13日、奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校

奄美市名瀬の奄美看護福祉専門学校(向井泰文校長)で13日、第28回入学式があった。2022年度は県内外から看護学科、こども・かいご福祉学科合わせて63人が入学。新入生は新型コロナウイルス禍で重要性を増す医療、福祉分野を志し、学生生活での成長を胸に誓った。

 

新入生と教職員ら学校関係者のほか、群島内に住む保護者や一部来賓が出席。

 

式辞で向井校長は「新型コロナ沈静化へ皆さんの力が必要。入学が一人一人にとって重要な成長の契機となれば」と激励。在校生代表で学生会長の看護学科3年、清水さくらさん(20)は「皆さんには同じ目標を持つ仲間や頼もしい先輩たちがいる」と歓迎した。

 

新入生を代表し、こども・かいご福祉学科、正陽那多さん(18)が「豊かな心と思いやりを持ち、知識や技術の習得を目指す」と誓いの言葉。将来の目標として「障がい児支援の仕事に就くため、同校で必要な資格取得へ向けた勉強や実習などに励みたい」とも述べた。

 

式典開催に当たっては、入場前の検温、手指消毒など基本的な感染対策が講じられた。

同校は1995年設立。奄美群島の高校を卒業した若い人材の流出防止や医療従事者確保などを目的に、宮崎県の学校法人日章学園(後藤洋一理事長)が運営している。同校によると、昨年度までに2000人余りが卒業し、うち800人以上が群島内で働いている。