県英語ディベート大会で優勝 大島高校英語部

2020年11月25日

子ども・教育

全国大会出場を決めた大島高校英語部=24日、奄美市名瀬

全国大会出場を決めた大島高校英語部=24日、奄美市名瀬

 第23回県高等学校ディベート大会が7~8日、オンラインであり、奄美市名瀬の県立大島高校英語部(岡海摩部長、部員21人)が優勝を飾った。同部は12月26日にオンラインで開催される全国大会に向けて、英語力と討論力を磨いている。全国出場は2016年以来4年ぶり。

 

 県大会は県高等学校教育研究会英語部会が主催し、6校10チームが出場。1チーム4人制で、対戦するチームが肯定、否定に分かれて英語で討論する。大島高校からは2チームが出場し、予選から6戦を勝ち抜いた大島Aチームが優勝を果たした。

 

 論題は「日本国は(ハイブリット車も含む)化石燃料車の製造と販売を2035年までに禁止すべきである」。Aチームはインターネットや本で情報を集めて他校との練習試合も経験し、メンバー間で考えを共有するなど入念に準備を重ねて本番に臨んだ。大会では実践的なコミュニケーション能力や主張内容が評価されたという。

 

 チームのメンバーは2年生の岡部長、千田樹里さん、畑友一朗さん、與島ちとせさん、泉将太さん、中濵健翔さん。生徒たちは「優勝が決まったときは飛び跳ねて喜んだ」「衝撃を受けた」「しっかり意見を共有できたことがよかったと思う」などと振り返り、「目標は全国1位。志は高く、優勝できるように頑張ります」と意気込んだ。全国大会には64校が出場予定。

 

 12月26日の全国大会はアカデミックディベート(論証重視型)だが、同部は12月19、20日にオンラインで開催されるパーラメンタリーディベート(即興性重視型)の全国大会にも2年連続で出場を決めている。