米国での体験を報告 交流事業参加の中学生

2019年12月01日

子ども・教育

米国での体験を報告する中学生=30日、奄美市名瀬

米国での体験を報告する中学生=30日、奄美市名瀬

 奄美市の中学生国際交流派遣事業の報告会が30日、同市名瀬の奄美文化センターであった。9~10月に米国テキサス州ナカドウチェス市などを訪れた生徒15人が米国の印象や日本との違い、英会話習得の心構えなど、体験から感じたことを報告。「積極的に人に話し掛けることの大切さを学んだ」「今後、学校行事や生徒会活動にも進んで参加する姿勢を大事にしたい」などと語った。

 

 奄美市は旧名瀬市時代の1995年にナカドウチェス市と姉妹都市盟約を結び、両市の中学生を派遣し合い、交流を広げてきた。今回は9月28日~10月14日の17日間の日程でホームステイや現地の中学校の授業を体験した。

 

 生徒たちは報告会で、ホストファミリーや現地の中学生との触れ合いから「家族や友人同士でありがとうや大好きと伝え合うことが多い」「移民の国なので人種や民族を超えてお互いを理解する必要がある」「日本より自由さを感じた」などと米国の印象を語った。

 

 英会話については、「ホストファミリーと会話を楽しめた。文法や単語が違っていても、伝えようという気持ちがあれば伝わるんだなとうれしくなった」「臆せずに間違ってもたくさんしゃべって、自分の自信につながった」など前向きな意見が多く出ていた。