苦手教科克服、学力向上へ 向学塾、中学生の部開講 徳之島町

2018年08月17日

子ども・教育

  【徳之島総局】徳之島町の「夏休み向学塾」(町教育委員会主催)の中学生の部が13日から、町内3会場で順次開講している。本年度は1~3年生約60人が受講。30日まで鹿児島大学生11人を含む講師12人の指導を受け、苦手教科の克服と学力向上に取り組む。

 

 向学塾は「天井の梁(はり)が映るほど薄いお粥(かゆ)をすすってでも子どもの教育に力を入れた」という「ヤンキチシキバン」の教育風土再興と学力向上を図ろうと2009年度に小中学生を対象に開講した「学士村塾」に続いて、10年度始まった。

 

 16日は亀津中学校会場の開講式が同校であり、福宏人教育長は「目標を立て、分からないことは友達と話し合ったり、講師に聞いたりして勉学に頑張ってほしい」と受講生を激励した。

 

 初めて受講する亀津中学校3年の保久観佑君(15)は「毎日出席して勉強を頑張り、苦手な国語を克服したい」と話した。

 

 中学生の部に先立ち開講した小学生の部は約90人が受講し、4日に前期日程が終了。22日から30日まで後期日程がある。

 

 

夏休み向学塾の開講式に出席した受講生=16日、徳之島町亀津中学校

夏休み向学塾の開講式に出席した受講生=16日、徳之島町亀津中学校

 

 

※保久観佑(ほうく・かんすけ)