1年振り返り、気持ち新た 群島各地で修了式 教職員の離任式も

2023年03月25日

子ども・教育

森校長から修了証書を受け取る児童=24日、龍郷町の戸口小学校

奄美群島の小中高校で24日、2022年度の修了式があった。修了証書を受け取った児童生徒たちは1年間の学校生活を振り返り、新年度に向けて気持ちを新たにした。同日は多くの学校で転出、退職する教職員の離任式もあった。

 

龍郷町の戸口小学校(森智子校長)では、1年生から5年生までの32人が修了式に臨んだ。各学年の代表が森校長から修了証書を受け取った。

 

児童代表あいさつをした1年生の中村宗介君と朝椋平君は「算数の足し算引き算ができるようになった」「お風呂掃除ができるようになった」と取り組んだことを元気よく発表。2年生の大茂佑真君は「掛け算九九を頑張った。もっと問題を解けるようになりたい」、4年生の朝蒼平君は「来年度から高学年。下級生のお手本になれるようにしたい」と意気込んだ。

 

森校長は、強くてしなやかな竹が持つ節の役割について話し「人にとっても節は大切。今日の修了式も〝節目〟。お世話になった人に感謝を伝え、次の学年でどんな自分になりたいかをしっかり考えて」と児童らに呼び掛けた。

 

修了式後は離任式があり、児童と保護者らも出席。原田真一教頭をはじめ、5人の教職員との別れを惜しんだ。

 

23年度の奄美の小、中学校の入学式と始業式は4月6日(天城町岡前小与名間分校のみ入学式が7日)、県立高校は4月7日に入学式を予定している。